コア抜きとは何?

実績01

建物の構造躯体(壁、床、梁)に後から穴を開けることを「コア抜き」と言います。トイレ・換気扇等の取付用に穴を開けたり、配線、配管の増設用に穴開けや、耐震診断のテストピース採取などに利用されます。土木施工に関してもガードレールや手すり・フェンス設置するために必要な穴を開けたりするためコンクリート内に埋め込む作業にコア抜き工事は必要な作業となります。

なぜコア抜き工事が必要なのか

通常、建物の建築時には、あらかじめ電気・空調設備の配線や、配水管などを通すための「スリーブ」という貫通孔を開けます。コア抜きは、出来上がった建物建造物に後から穴を開ける工事です。ただし穴を開ける事で本来あったはずの躯体強度が低下することもあるため設計内容を十分に確認の上、コア抜きを行う必要があります。リフォームや改修工事のほか、設計ミス等によるコア抜きで対処することがあります。

コア抜き

コア抜きは危険?

コア抜き自体は正しい手順を踏み、安全を確認して行えば危険ではありません。通常、躯体以外の部分に穴を開けることは、構造上も何の問題もありません。問題は、コンクリート構造躯体に穴を開ける場合です。コンクリート内部には細かい間隔で鉄筋が入っています。不適切なコア抜き工事でこの鉄筋を切断してしまうと、その鉄筋が入っていないものとして構造計算をやり直さなければなりません。建築基準法が定める構造強度を下回る恐れもあります。そうなると最悪の場合、地震で建物が倒壊する危険性も高まります。

コア

様々な用途に使われます

コア抜き工事は様々な利用があり、工場のタワークレーン設置や機械設置用のブロアー、電気施工会社が線を通すための道を作る為や配管のの道を作る為と様々な用途に使われます。施工に関しても安全確認をきちんと行い、周りに迷惑とならない様に養生、施工前・施工後の掃除をこまめに行い進めていきます。コア抜きができない場合は真空パットで対応する場合もあります。

作業

コア抜き工事を当社で覚えませんか?

コア抜き工事

コア抜き施工の仕事は特殊な仕事で難しいと感じる人もいらっしゃるかと思います。しかしきちんと施工内容を覚えれば後々に繋がる仕事です。仕事の基礎の状態から一つづつ丁寧に指導を行っていきますので安心して下さい。ある程度仕事の形を覚えて出来ればお任せしていきたいと思います。建造物の解体作業前にも穴を空けたりする作業もありますのでぜひ当社で仕事を覚えて下さい。